3月8日は国際女性デー 命がけで闘う女性たちを支援しよう!

差別や不正を正すために、女性に対する暴力や虐待と闘うために、今、世界中で多くの女性が立ち上がっています。

男性が圧倒的に優位な社会では、女性は社会的、経済的、政治的に排除され、変化を求めてあげた声も、無視あるいは軽視されがちです。暴言や嫌がらせ、強かん、フェミサイド(女性というだけの理由で殺害される)など、女性というだけで、多くの危険にも直面しています。差別的な法律の下で、女性が罪に問われてしまう事態も起きています。

それでも、差別と不平等に目をつぶらず、弱い立場に置かれた人々の権利のために、命を懸けて闘う女性たちがいます。

3月8日の国際女性デーを機会に、ぜひ一緒に声を上げてください!


【1】 サウジアラビア:自由のために闘って拘束 ルージャイさんに無罪を!

ルージャイ・アル=ハスルールさんは、女性の運転禁止解除と、保護という名のもと女性を縛っている男性後見人制度の撤廃を求めて活動してきたことが、「外国組織のスパイ活動」や「国家に対する陰謀」にあたるとされ、2018年5月に拘束されました。

今年の2月10日、条件付きで釈放されましたが、有罪判決は覆らず、ルージャイさんは今も罪に問われたままです。また、拘束中には嫌がらせや性的暴行を受けたといいます。彼女は、女性の自由を求めただけで、有罪判決は直ちに取り消されるべきです。

▽ FAX、ツイッターで要請する

https://www.amnesty.or.jp/get-involved/ua/ua/2021ua013.html


【2】イラン:ヒジャブに抗議して16年の実刑判決 女優ヤサマンさんに自由を!

ヤサマン・アリヤニさんは、2019年3月の国際女性デーに、地下鉄の女性専用車両で母親と一緒にヒジャブに抗議して花を配りました。その動画がSNSで拡散され、同年4月、「反体制のプロパガンダを広めた」「ヒジャブを脱いだことで腐敗と売春を煽った」などの容疑でイラン当局に逮捕され、16年の実刑判決を受けました。

2020年2月に9年7カ月に減刑されましたが、この実刑自体が明らかに不当です。ヤサマンさん親子は即時無条件で釈放されるべきです。

▽ オンライン署名に参加する

https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/ir_201911.html