3月20日(金)、西淀川区役所が主催で開催された「令和7年度 矢倉緑地プラスチックごみゼロアクション」に、あおぞら財団も協力しました(区役所の報告はこちら↓)。
https://www.city.osaka.lg.jp/nishiyodogawa/page/0000676230.html
このイベントは、野鳥観察や干潟の生き物探しといった「自然観察」を通じて矢倉緑地の豊かな自然に触れた後、「ゴミ拾い」を行う取り組みです。
【野鳥観察】
最初の野鳥観察では、日本野鳥の会大阪支部の講師のもと、さまざまな鳥を観察しました。
この日確認できたのは、カンムリカイツブリ、オオバン、ホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモなど。
水に潜る鳥たちは足のつき方が体の後ろ寄りになっていて、泳ぎに適した体つきをしているという解説に、参加者も興味津々でした。

人が干潟にいるため、離れたところにいる野鳥を観察しました
【干潟で生き物探し】
次に、干潟の生き物探しを行った後、講師の河合典彦さんから解説を聞きました。
矢倉緑地の干潟のあたりは、塩分濃度が約1.6%ほどの汽水域。海と川が混ざり合う環境ならではの多様な生き物が見られます。
見つかった生き物は、イシマキガイやウズラタマキリガイ、カワヒバリガイ、ドロフジツボ、テフサイソガニ、ヨコエビなどさまざま。
イシマキガイは「水質が極端に悪くない(適度に有機物がある)環境(水質階級II)」の指標生物だそうです。
干潟には、目立たないけれど重要な役割を持つ生き物たちが数多く暮らしていることを、実際に手に取って学ぶ機会となりました。

干潟で見つかった生き物たち

アカクラゲ(毒があるため注意が必要です)

参加者のみなさんが熱心に生き物を探している様子
【クリーン大作戦 in矢倉】
イベントの最後には、「クリーン大作戦」としてごみ拾いを実施。
ペットボトルやプラスチックごみを中心に回収しました。
矢倉緑地の干潟には、海から流れ着いたプラスチックごみが多く見られます。
こうしたごみは、生き物の生息環境に影響を与えるだけでなく、誤飲などのリスクにもつながります。

拾っても拾ってもまだまだあるプラスチックごみ

短時間で集まった大量のゴミ
自然の豊かさを実感した直後だからこそ、ごみ問題の現実もより身近に感じられる時間となりました。
このイベントは、「自然を知ること」と「守るために行動すること」がつながる機会になっています。
毎回、干潟に来るたびに、たくさんのプラスチックごみが漂着している現状に心が痛みます。
こうした状況を少しでも変えていくためにも、このようなイベントを継続していくことが大切だと感じました。
あおぞら財団としても、今後も協力を続けていきたいと思います。
(谷内)