3月30日(月)、あおぞら財団新事務所にて、大阪公立大学大学院の「都市基盤計画特論」の成果発表会が開催されました。
この講義は2020年度から毎年実施されており、11月から1月にかけて西淀川区をフィールドに、現地調査やヒアリングを通して地域課題を学びます。学生たちは、その学びをもとにグループごとに西淀川区への提案をまとめました。
当日は、あおぞら財団の職員に加え、西淀川区でまちづくりに関わる地域の方々にもご参加いただき、学生たちの提案に対して率直な意見交換が行われました。
今回発表されたテーマは以下の3つです。
・大野川緑陰道路にメタセコイヤを(景観の美しさと地域のシンボル作りを目指した提案)
・西淀川区再生提案「ニシヨドイチ」(自転車や公共交通を改善し、移動のしやすさから地域の活力を生む提案)
・まちめぐり 〜公害からの再生をめぐる〜(歴史を継承しつつ、今の魅力を再発見するツアー)
会場では、提案に対してさまざまな視点からの意見が寄せられました。
「並木だけでなく、人が集える仕掛けも必要では?」
「落ち葉の管理はどうするのか」
「落ち葉は炭素が固定化された状態。資源循環の観点から考えてみてはどうか?」
「オンデマンドバスは便利だが、誰にでも使いやすい仕組みが必要」
「公害の歴史だけでなく、西淀川の魅力ももっと伝えられるのでは」
地域で暮らす方々ならではのリアルな視点に、学生たちも真剣に耳を傾けていました。

大野川緑陰道路への提案

西淀川の工場めぐりツアーの提案

西淀川区のモビリティ改善の提案
参加者からは、
「前例や制約を先に考えてしまいがちだが、新しい発想に刺激を受けた」
といった声もあり、学生の柔軟な提案が新たな気づきにつながる場となりました。
今回、地域の方々に発表会へ参加いただいたのは初めての試みでしたが、学生にとっては“現場の声”を直接聞く貴重な機会となり、自分たちの提案の意味を見つめ直すきっかけになったのではないかと思います。
また地域のみなさんにとっても、学生の提案が単なるアイデアにとどまらず、これからの西淀川を考えるヒントのひとつとなっていれば嬉しく思います。
今回の学びが、学生のみなさんの今後の研究や修士論文、そして社会に出てからの実践につながっていくことを期待しています。

参加者のみなさんで記念撮影!
(谷内)