平成30年度 障害者芸術文化活動普及支援事業@宮城

NPO法人エイブル・アート・ジャパンは、平成26年から「障害者の芸術活動支援モデル事業」として「まぜると世界が変わる」をコンセプトにSOUP(障害者芸術活動支援センター@宮城)の活動を実施してきました。

そして平成29年度からは「障害者芸術文化活動普及支援事業」(厚生労働省補助事業)に採択をいただき、障害のある人の芸術文化活動の更なる振興を目指すことを目的とし、新しいステージでの活動をスタートしました。

ここでは、平成30年度 障害者芸術文化活動普及支援事業についてご報告します。

 

1.相談・支援事業:障害者の芸術文化活動に関する相談・支援

障害のある人や家族、支援者にアドバイスや関係機関を紹介する相談窓口を設置。関係事業者とのネットワークづくりを目的とした情報交換会を継続しました。

 

2.障害者芸術文化活動を支援する人材の育成事業

県北(石巻市)と県南(山元町)の先進事例となる福祉施設を訪問して、なぜ福祉に芸術文化が必要かを考える機会を創出。デザイナー、美術館学芸員やギャラリストによる展覧会をつくる研修を実施しました。

報告【SOUPの研修2018】芸術文化活動の支援方法に関する研修(県南地域)

報告【SOUPの研修2018】芸術文化活動の支援方法に関する研修(県北地域)

【SOUPの研修2018】展示会のひらき方に関する研修 ・プログラムA「報告レポート」

【SOUPの研修2018】展示会のひらき方に関する研修 ・プログラムB「報告レポート」

 

3.展示会開催事業

障害のある人と芸術文化活動の大見本市を初開催しました。県全域から福祉と芸術をつなぐNPO、福祉施設、実演家団体、行政などが出展し、障害のある人、家族、支援者、県民にそれぞれの活動を紹介しました。

障害のある人と芸術文化活動の大見本市

 

4.その他・宮城県内における障害者の芸術文化活動への支援に係る取組

■宮城県との連携

宮城県障害福祉課を窓口として連携をはかり、宮城県内約300カ所の福祉事業所等への広報協力、県が実施している広報との連携をはかりました。また、仙台市域の福祉事業者への広報活動は、仙台市障害者自立支援課を窓口として連携をはかりました。

■宮城県障害者芸術文化活動支援センターのウェブサイト運営

支援センターの「活動内容」「お知らせ」「問い合わせ」「宮城のアートスペース情報」「宮城の作家情報」を常時公開しています。また、研修や展示会の告知・報告の掲載、宮城県内のネットワーク団体から寄せられる情報を掲載しています。

あわせて、ウェブサイトを閲覧しない人たちに向けた情報保障として研修および展示会チラシを郵送しました。