20年の軌跡より特設サイト「受賞者はいま」を公開

エイブル・アート・アワードは、2018年、20周年を節目に幕を閉じました。そして未来志向で総括するにあたり、改めてアワードの意義とは何か――その答え を「受賞者の今」から探ってみることにしました。

その取材の最中、コロナ禍となり、突然奪われた障害のある人たちの表現の機会や人との関わりを取り戻すために、オンラインによる支援活動を試みるなかで、創作の日常と社会の人々とを繋ぐ必要性を、より強く実感。そこで、このサイトを立ち上げ、「受賞者の今」を作家の最新情報とリンクさせながら、広く発信することにしました。

エイブル・アート・アワードでは、 作品の評価・発信以上に、一人ひとりの存在を大切に人生や暮らしの内にある「創作」 の営みそのものに支援の目を向けてきました。 飛躍のなかにある人、ひっそり続けている人、今はお休みしている人、 残念ながら他界された人……受賞者たちを訪ね、 それぞれの創作と改めて向き合い汲み取ったほんの一部を、 作家の最新情報とリンクさせてご紹介します。

このアワードが紡いだ糸を未来へ繋ぐべく、今後も小さな声に耳を傾け支援活動の輪を広げていきたいと思っています。20年の軌跡を辿り、「創作」の未来を考えるきっかけになったら幸いです。