一週間ほど前から梅雨入りだそうです。今日はくもりから晴れか…という天気で、気温は上昇気味。そのなか、約1ヶ月ぶりとなる。もうだいぶ新しい資料館にも慣れてきたが、資料保管箱が目に見えるところから書棚の方に移り変わって、その他の資料もすっきりと並んでいるのを見る。いつものテーブルの上に目をやったら、こんど出る資料集の表紙カバーの紙コーティングが二種類に分かれていて、どちらがいいか声をかけられた。いよいよ出版間近だと感じた。6月下旬には出版できる可能性が高くなっている。今回の本の表紙は、西淀川区内の旧・大野川の川沿いに、あひるの卵をこれから探しに行くという3人の子どもとちょっと年配者が並ぶ立ち姿、それから、その右横に舟の出発を座って待つ男性が春の日差しを受けてカメラに向かっている姿が大きく写っている。公害の書籍といえば、普通は工場があり、煙突が立ち並んでいる姿が中心で、このようなのんびりした風景写真は初めてではないかと改めて思う。生活の変化のなかに公害の事実を確認する書籍にふさわしいカバーにはなっているのではないかと、改めて思う。
今日の会合の目的は、書籍の出版にともなってそれを広める方法が一つ、今後のエコミューズの活動課題についての話し合いが一つ。第一の課題については、小生の講演会の件と、書籍の寄贈先・販売方法などが話し合われた。その際、出版の意義について文章でどう表現するかの検討も行った。だいたいはあおぞら財団の研究員の方に原案をつくっていただいていたが、よくできた文章であったけれども、大阪市民にとってこの本の出版する意義が書かれていないように思った。さてそれを短いことばでどう表現するか。案外むずかしくて、だいぶ苦心を重ねた。まもなくあちこちで公開されるので、具体的にはそれをご覧ください。第二の、今後のエコミューズの在り方については、解決しなければならない課題が山ほどあるようである。それについては今後、しっかりと検討を重ねていくことで、本日のところはおさめておくことにしたい。まあともかくも、本ができてホッとするところが大きい。
それから余談であるが、清水善仁さんから『今、そこにある公害 公害・薬害・香害スタディーズ入門講義』(ナカニシヤ出版、2026年)を寄贈していただいているのを見た。13人の著者が多様な領域にわたって、論考を寄せたものである。うちに帰ったら読もうと思う。頑張っていることに頭が下がる。

2026.6.15 小田康徳
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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集の作成過程をお伝えしようと、小田康徳館長による「エコミューズ館長日記」をお届けしています。
【お礼:目標達成】西淀川公害がわかる資料集 出版プロジェクト
2024年8月から呼びかけてまいりました「西淀川公害がわかる資料集 出版プロジェクト」への寄附募集ですが、おかげさまで、約315万円が集まり、目標としていた300万円を達成することができました。本当に多くの方々に支えていただき、スタッフ一同、心より感謝を申し上げます。いただいたご寄附は大切に使わせていただきます。
■資料集出版のお知らせ、購入方法、寄附のご報告
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