食育の活動とコロナ状況

 

こんにちは。

GIVE ONEページの活動レポートをなかなか更新できずにすみません。BAJの新石です。

 

活動報告はホームページで月2回ほどの頻度で投稿しております。

よろしければBAJホームページ(https://www.baj-npo.org)をご参照ください。

 

さて、こちらのページでは前回からだいぶ間が空いています。

昨年はコロナの影響を受けて、一時期学校での活動が中断されましたが、

比較的すぐに学校が再開されて、私たちの活動もすぐにできるようになりました。

 

しかし、11月にはベトナム中部を豪雨と台風が連続的に襲い、洪水や浸水被害が発生しました。

BAJでは緊急支援募金を行ない、被害の出た学校に防災備品や予備の教科書・参考書などを寄贈しました。

 

 

 

 

最近の環境教育活動では、なんといっても「食育」です。

 

以前から調理実習を含めた食育授業をしたいと考えていたのですが、この度実現することができました。

 

学校には家庭科室がないため、スタッフが調理台を自作(!)しました。

 

 

これはどこにでも運べるようになっており、屋内でも屋外でも調理ができます。

 

学校のなかに調理スペースを確保できないときは、BAJの運営している畑に子どもたちを招待して、青空の下で一緒に調理をしました。

 

 

 

 

 

地域の農家の暮らしを紹介しながら、ふだん食べている野菜がどのように作られているのか、料理はどんなふうに作られるのか、たのしく学ぶ機会になりました。

 

食育の活動については、テーブルクロスさんからご寄付をいただき、皆さまからのご寄付を合わせた形で実施しました。

 

子どもたちは調理実習も初めてでしたが、こうして畑に出かけることも初めての子がほとんどでした。

地域の農業を大事にしたいと思う気持ちがが少しでも高まってくれたらと思います。

 

 

さて、現在ベトナムはコロナの第4波が来ており、一日の感染者数が200人に迫っています。

これまで感染拡大を抑え込んでいたベトナム国民からすると、この数字は大変緊張感をもって捉えられています。

 

BAJが活動するフエではまだ感染者が出ていないと聞いていますが、感染が疑われるケースが見つかり、

スタッフの住んでいる居住地域が一時的に隔離されたりしました。

 

これに伴い、再び子どもたちとの対面授業の実施が困難になりつつあります。

 

しかし、前回の記事でご報告した通り、オンライン授業のノウハウが蓄積されているので、

次回はオンラインでの授業を再び実施する予定です。

 

 

新石正治

Bridge Asia Japan 事務局長