SDGs③ すべての人に健康と福祉を

SDGs⑩ 人や国の不平等をなくそう

SDGs⑪ 住み続けられるまちづくりを

東海・近畿

特定の人々

環境や仕組み

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

問題の悪化を防ぐ

定着・普及段階

就労・生活支援施設「アンドベース」

  • 寄付額

    5,000

  • 寄付数

    1

  • 開始日時

    2024/03/07 12:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの概要】

5階建て元ホテルの物件に、就労支援付き住宅の新しいモデルを目指した施設「アンドベース」を創ります。主な対象者は、①非正規雇用を転々としキャリアの描き方に課題を抱えている若年者、②DV被害者や母子世帯、③一般就労は難しくひとり暮らしも困難な高齢者や障害ボーダー層です。

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】

対象者①:非正規雇用を転々とし、キャリアの描き方に課題を抱えている若年者

課題

・児童養護施設出身や家族との関係が良くない人が多く、ファーストキャリアの時点で相談できる人が少ない

・学歴も大卒が少なく、正社員雇用経験が少ない(2021 年度相談者の中で、学歴がわかる 171 名中、大卒が 12%となる 22 名) 

・家族に頼れないため、未経験でもできる寮付き派遣など非正規雇用になりやすく離職時にホームレス化しやすい。

 

対象者②:DV 被害者や母子世帯

課題

・頼れる親族や友人がいない(いたとしても連絡が取りづらい)

・DV 加害者に怯えながら暮らしている

・行政機関に相談をしても、自身の障害や特性、制度の隙間にいるなどでうまく状況が伝わらず取り合ってもらえていない

 

対象者③:一般就労は難しく、ひとり暮らしも困難な高齢者や障害ボーダー層

課題

・施設での集団生活や金銭管理などの制約に苦手意識がある

・一方、サポートなしにひとり暮らしをすることが年齢や障害ボーダーなどの特性により難しい状況にある

 

【解決する方法】

<コンセプト①:なりたい自分を叶える、キャンパスタイム> 

対象者①の場合、生育環境が不安定だったために、自分に向き合う機会や他者に相談する機会を失ってきた人が多い傾向にあります。就労支援・カウンセリングを受けながら人生設計を模索できる期間「キャンパスタイム」を対象者に提供します。

 

<コンセプト②:心と体が休まる秘密基地> 

不安定な居住実態が長いと、自分の居場所や心休まる場がないと感じている人も少なくありません。また、長い路上生活で体を壊し、複数の疾患を抱えている人もいます。

そこで、まずはリラックスできる居住環境を提供し、心身の健康を取り戻せるように、急がず焦らず支援を展開していきます。

 

<コンセプト③:社会とつながり、自分を知る>

相談者の多くは、幼少期の体験や今回の困窮した経験から、精神的なしんどさやストレスを抱えています。しかしそれを誰かに相談することや思いを吐露することを苦手とする人、そもそも、相談って何をすればいいのかわからないような状況の人もいます。まずは、「相談していいんだよ」と誰かに頼ることの重要性を知るためにも、心理カウンセラーによる定期的なカウンセリングやコーチングにより自分の内面と向 き合う機会を提供します。

さらに、どんな人にも「居場所と出番」があることを大切にし、施設内で内職等の簡易な就労体験や、おかえりキッチンでのイベント運営体験を積んでいただきながら、生きがい就労の場や地域との社会関係資本構築支援プログラムの機会も提供し、退所後の暮らしのイメージを積んでいただきます。

 

【受益者はどのように変わっていくか】

<対象者①:非正規雇用を転々とし、キャリアの描き方に課題を抱えている10~30 代> 

適切な就労支援や利用できる制度の案内をすることで、自分が将来ありたい姿やキャリアパスの描き方とじっくり向き合う時間をつくることができます。時間はかかりますが、結果的にこの時間を持つことで、「貧困の再生産」へのリスクを減らし、安定的な収入と住まいの確保ができるようになります。

<対象者②:DV被害者や母子世帯>

隠れるように生きてきたり社会への引け目を感じていたりした人たちが、生活保護などの制度を活用し身体的にも金銭的にも不安を感じることなく過ごせる環境をまず確保し、頼れる人・場所があることへの安心感を覚えていただくことで、次第にその人が本来持っていた資質を発揮できるようになります。

<対象者③:一般労働市場での就労や一人暮らしが難しい高齢者や障害ボーダー層> 

アンドベースでの生活を軸に、障害者手帳の取得や介護認定などのサポートを行い、本人の望む暮らしを形づくります。さらに、その人たちの尊厳が高められるような生きがい就労を一緒に模索していきます。

団体情報
Homedoor

誰もが何度でもやり直せる社会を目指し、2010 年に大阪市で生活困窮者支援を開始。困窮状態からの脱出に向けての高い壁を乗り越えられるよう独自に「6つのチャレンジ」という6段階の問題解決のための ステップを提供しています。

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